2011年04月19日
『隠れた癒し空間』
前回の店舗紹介に続き、今回は「小さな隠れ家サロンLea」の
オーナーであり、ICT福祉ケアセラピー学院講師である、
「川満 牧子」様にお話を伺いました。
前回もお伝えしましたが、来る4月25日~27日に行われる、
講座の前にタッチセラピーとは何かとをお伝えできればと思います。
―川満さんの所属している『ICT日本タッチセラピー協会』
とはどのような団体ですか?
母体はNPO法人SEIYUKAIです。
福祉に役立つタッチセラピー(優しい・柔らかいマッサージ)を通じて
社会貢献を目指しています。
この法人は、広く一般に対して、介護サービス及びタッチセラピーを
行うことにより、要介護者、要支援者及び介護者をサポートし、本人と
家族がリフッレッシュできる環境を整え、また、福祉・
介護タッチセラピー・ヒーリング(癒し)ケアの分野で幅広く活躍できる
人材を育成することにより新たなサービス・癒しを充実させることで、
社会貢献に寄与するとこを目的とした団体です。
講師は国際セラピスト・看護師・介護福祉士・保育士・薬剤師・整体師
などが所属しており、それぞれが現役で活躍しています。福祉ケアの
分野でどうタッチセラピーを生かしていくかを常に研究しており、
福祉士施設への訪問タッチセラピーボランティア活動を行っております。
また福祉分野に限らず、世界に活躍できるワールドセラピストの
育成も同時に行っています。
―介護タッチセラピーについて教えてください。
福祉ケアセラピスト・現役介護福祉士・看護師・薬剤師監修による
タッチセラピーです。高齢者に関わらずですが、少し体が
御不自由な方、寝たきりの方など、身体のストレスや心身の
負担もかかります。
タッチセラピーは、ココロとカラダの負担を軽くする心温まる
コミュニケーションのケアマッサージです。通常のマッサージと違い、
身体に負担をかけることなく、優しく柔らかくマッサージをしていきます。
ゆっくりのリズムで、集中力が必要なタッチセラピーは簡単なようで
難しいとされている手技ですが、そのためのも、コツと正しく学ぶ
ということが必要になります。
―これからの少子高齢化の社会での介護タッチセラピーの位置づけとは?
高齢者に関わらず、少子化・核家族化が進む中、親子のコミュニ
ケーションすら難しい時代となっています。当法人では
介護タッチセラピーを取り入れた訪問介護事業も行っていますが
介護する側、される側、両方のケアを考えないといけない時期の
なっているのではないでしょうか。
一日、二日なら、あるいは時期が区切られていたら頑張れることも、
特に介護はエンドレスに続くという観念があります。
出口のない闇の中に入り込んでしまったときに、ほっと、一息できる
空間があったら。そんな時こそタッチセラピーをしていただきたいのです。
タッチセラピーは決してされる側だけを癒す手法ではありません。
する側にも心の癒しを与えてくれます。ゆっくり優しく誰かをマッサージ
することが、自分の心とカラダの優しく労ることに繋がる。
癒していることが癒されるとういことが繰り返されることで、
介護の在り方自体が変わってくるのです。
―「小さな隠れ家サロンLea」の名前の由来は?
「Lea」は英語で「草原、牧場」といった意味があります。
私の名前「牧子」ですが、その「牧」を付けた由来は「心の広い人に」
という思いが込められているということなんです。
その思いを大切にしたいなという気持ちと、ハワイ語で「Lea」は幸福
という意味もありますので、この二つをかけてこの名前に決めました。
お店のコンセプトとしても「どんな方がいらっしゃっても、ホッとできるサロン」を目指しています。
―4月25日~27日の講座に受講される方、これからセラピストを
目指してみたい方へ一言お願いします。
福祉分野に限らず、今、セラピストは必要とされています。
いつ自分がどのような立場に立たされるか分からない状況の中で、
確かなものがあれば役に立ちます。特にタッチセラピーは年齢・性別に
関係なくどなたにでもできるセラピーマッサージです。
正しく学ぶことにより基本ができます。あとは日々の生活の中で
実感していくことができます。年齢・性別を選ぶことなく、
どなたにもできる、それが「タッチセラピー」です。
―川満さんの中でビジョンはどう描かれていますか。
沖縄は「長寿の国」とも言われるように本当に多くの
お年寄りの方がいらっしゃいます。訪問介護も今後どんどん必要に
なってくるとおもいますが、私たちは訪問介護の後にタッチセラピーを
するという活動をしています。そういう活動をもっと広げていきたいですね。
それから、最近講座として「家庭でできる介護タッチセラピー」
というものをさせて頂きました。介護は、「する側」「される側」
双方にとって常にお互い向き合ってなければならないので、
大変なストレスを感じるものです。外部との接触が少ないとなおさらです。
そこに「タッチセラピー」を取り入れることでより深い
コミュニケーションを得られて、お互いの「癒し」を提供することが
できるのではないかと考えています。今後もこのような講座を
やっていきたいです。
―今回、話を熱く語ってくれた川満さんの最大の強みはなんですか?
前のホテルの仕事とは違って、今は心から「人を癒したい」と
感じながら仕事をしています。この仕事が楽しくて仕方がありません。
ですから、「強み」は「仕事が好き」ですかね(笑)。
それから、タッチセラピーというのは、コツさえ分かれば誰にでもできます。
そのコツを正しく身に着けないと、家庭の中で役立てることはできません。
私たちはそれを「正しく指導して広めたい」ということに使命を感じています。
―最後にここで簡単にできるタッチセラピーなどあれば(笑)。
実は「これがタッチセラピーだ!」というものはないです。
タッチセラピーは「手当療法」のことです。例えば自分のお子さんが
熱を出した時におでこに手を当てますよね。これもタッチセラピーです。
他にも、子供が寝つけない時に手足をさすってあげたりすることも
タッチセラピーです。「触れる」「さする」「温める」がタッチセラピーの基本です。
そんなに難しいことではありませんよね。
お母さんの温もりに触れることって、本当に重要なことです。
非常に強い脳への刺激になります。少し発達の遅い子の母親が毎日
足をさすっているうちに、とても発達が良くなったという話も
最近聞きました。でも、コツもあります。触れる側(お母さんなど)が、
精神的にイライラしていたり不安定な状態だと、相手にそれが確実に
伝わります。ですから、そういう時は触れてはいけません。
手は「掌(たなごころ)」とも言いますが、これは「手の心」
という意味です。そう意識をもって触れてあげたいですね。
―とても真っ直ぐな川満さんの情熱が伝わりました。ありがとうございました。
★~取材スタッフの感想~★
慣れない人にとって、このようなお店は入りずらいという
イメージがあると思いますが、「Lea(リー)」は店舗というより
自宅で施術をやっていて、すごく落ち着いた雰囲気で川満さんも
優しそうで親しみがあり友達感覚という不思議な感覚で
また来たくなるようなお店でした!
タッチセラピーのイメージはやってもらうものだとしか
思っていなかったので、私が子供にスキンシップ感覚でできると
聞いて驚きました。
そういう事を知らない人がほとんどだと思うので
「タッチセラピーでの癒しもある!!」という事を知ってほしいと思い、
私自身もたくさんの人に伝えていきたいと思いました。
(与那下)
小さな隠れ家サロン「Lea」ブログ
↓↓
http://lea.ti-da.net/

事務局
住所:沖縄県宜野湾市大謝名4-18-10
TEL:098-897-2155
ぎのわんWeb新聞お問い合わせメールへ
オーナーであり、ICT福祉ケアセラピー学院講師である、
「川満 牧子」様にお話を伺いました。
前回もお伝えしましたが、来る4月25日~27日に行われる、
講座の前にタッチセラピーとは何かとをお伝えできればと思います。
―川満さんの所属している『ICT日本タッチセラピー協会』
とはどのような団体ですか?
母体はNPO法人SEIYUKAIです。
福祉に役立つタッチセラピー(優しい・柔らかいマッサージ)を通じて
社会貢献を目指しています。
この法人は、広く一般に対して、介護サービス及びタッチセラピーを
行うことにより、要介護者、要支援者及び介護者をサポートし、本人と
家族がリフッレッシュできる環境を整え、また、福祉・
介護タッチセラピー・ヒーリング(癒し)ケアの分野で幅広く活躍できる
人材を育成することにより新たなサービス・癒しを充実させることで、
社会貢献に寄与するとこを目的とした団体です。
講師は国際セラピスト・看護師・介護福祉士・保育士・薬剤師・整体師
などが所属しており、それぞれが現役で活躍しています。福祉ケアの
分野でどうタッチセラピーを生かしていくかを常に研究しており、
福祉士施設への訪問タッチセラピーボランティア活動を行っております。
また福祉分野に限らず、世界に活躍できるワールドセラピストの
育成も同時に行っています。
―介護タッチセラピーについて教えてください。
福祉ケアセラピスト・現役介護福祉士・看護師・薬剤師監修による
タッチセラピーです。高齢者に関わらずですが、少し体が
御不自由な方、寝たきりの方など、身体のストレスや心身の
負担もかかります。
タッチセラピーは、ココロとカラダの負担を軽くする心温まる
コミュニケーションのケアマッサージです。通常のマッサージと違い、
身体に負担をかけることなく、優しく柔らかくマッサージをしていきます。
ゆっくりのリズムで、集中力が必要なタッチセラピーは簡単なようで
難しいとされている手技ですが、そのためのも、コツと正しく学ぶ
ということが必要になります。
―これからの少子高齢化の社会での介護タッチセラピーの位置づけとは?
高齢者に関わらず、少子化・核家族化が進む中、親子のコミュニ
ケーションすら難しい時代となっています。当法人では
介護タッチセラピーを取り入れた訪問介護事業も行っていますが
介護する側、される側、両方のケアを考えないといけない時期の
なっているのではないでしょうか。
一日、二日なら、あるいは時期が区切られていたら頑張れることも、
特に介護はエンドレスに続くという観念があります。
出口のない闇の中に入り込んでしまったときに、ほっと、一息できる
空間があったら。そんな時こそタッチセラピーをしていただきたいのです。
タッチセラピーは決してされる側だけを癒す手法ではありません。
する側にも心の癒しを与えてくれます。ゆっくり優しく誰かをマッサージ
することが、自分の心とカラダの優しく労ることに繋がる。
癒していることが癒されるとういことが繰り返されることで、
介護の在り方自体が変わってくるのです。
―「小さな隠れ家サロンLea」の名前の由来は?
「Lea」は英語で「草原、牧場」といった意味があります。
私の名前「牧子」ですが、その「牧」を付けた由来は「心の広い人に」
という思いが込められているということなんです。
その思いを大切にしたいなという気持ちと、ハワイ語で「Lea」は幸福
という意味もありますので、この二つをかけてこの名前に決めました。
お店のコンセプトとしても「どんな方がいらっしゃっても、ホッとできるサロン」を目指しています。
―4月25日~27日の講座に受講される方、これからセラピストを
目指してみたい方へ一言お願いします。
福祉分野に限らず、今、セラピストは必要とされています。
いつ自分がどのような立場に立たされるか分からない状況の中で、
確かなものがあれば役に立ちます。特にタッチセラピーは年齢・性別に
関係なくどなたにでもできるセラピーマッサージです。
正しく学ぶことにより基本ができます。あとは日々の生活の中で
実感していくことができます。年齢・性別を選ぶことなく、
どなたにもできる、それが「タッチセラピー」です。
―川満さんの中でビジョンはどう描かれていますか。
沖縄は「長寿の国」とも言われるように本当に多くの
お年寄りの方がいらっしゃいます。訪問介護も今後どんどん必要に
なってくるとおもいますが、私たちは訪問介護の後にタッチセラピーを
するという活動をしています。そういう活動をもっと広げていきたいですね。
それから、最近講座として「家庭でできる介護タッチセラピー」
というものをさせて頂きました。介護は、「する側」「される側」
双方にとって常にお互い向き合ってなければならないので、
大変なストレスを感じるものです。外部との接触が少ないとなおさらです。
そこに「タッチセラピー」を取り入れることでより深い
コミュニケーションを得られて、お互いの「癒し」を提供することが
できるのではないかと考えています。今後もこのような講座を
やっていきたいです。
―今回、話を熱く語ってくれた川満さんの最大の強みはなんですか?
前のホテルの仕事とは違って、今は心から「人を癒したい」と
感じながら仕事をしています。この仕事が楽しくて仕方がありません。
ですから、「強み」は「仕事が好き」ですかね(笑)。
それから、タッチセラピーというのは、コツさえ分かれば誰にでもできます。
そのコツを正しく身に着けないと、家庭の中で役立てることはできません。
私たちはそれを「正しく指導して広めたい」ということに使命を感じています。
―最後にここで簡単にできるタッチセラピーなどあれば(笑)。
実は「これがタッチセラピーだ!」というものはないです。
タッチセラピーは「手当療法」のことです。例えば自分のお子さんが
熱を出した時におでこに手を当てますよね。これもタッチセラピーです。
他にも、子供が寝つけない時に手足をさすってあげたりすることも
タッチセラピーです。「触れる」「さする」「温める」がタッチセラピーの基本です。
そんなに難しいことではありませんよね。
お母さんの温もりに触れることって、本当に重要なことです。
非常に強い脳への刺激になります。少し発達の遅い子の母親が毎日
足をさすっているうちに、とても発達が良くなったという話も
最近聞きました。でも、コツもあります。触れる側(お母さんなど)が、
精神的にイライラしていたり不安定な状態だと、相手にそれが確実に
伝わります。ですから、そういう時は触れてはいけません。
手は「掌(たなごころ)」とも言いますが、これは「手の心」
という意味です。そう意識をもって触れてあげたいですね。
―とても真っ直ぐな川満さんの情熱が伝わりました。ありがとうございました。
★~取材スタッフの感想~★
慣れない人にとって、このようなお店は入りずらいという
イメージがあると思いますが、「Lea(リー)」は店舗というより
自宅で施術をやっていて、すごく落ち着いた雰囲気で川満さんも
優しそうで親しみがあり友達感覚という不思議な感覚で
また来たくなるようなお店でした!
タッチセラピーのイメージはやってもらうものだとしか
思っていなかったので、私が子供にスキンシップ感覚でできると
聞いて驚きました。
そういう事を知らない人がほとんどだと思うので
「タッチセラピーでの癒しもある!!」という事を知ってほしいと思い、
私自身もたくさんの人に伝えていきたいと思いました。
(与那下)
小さな隠れ家サロン「Lea」ブログ
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http://lea.ti-da.net/

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Posted by ぎのわんWeb新聞 at 16:00│Comments(0)
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